―「高い・低い」だけじゃない、血圧の正しい理解を ―
いつもありがとうございます。冬が苦手な櫻岡です。
「血圧が高いと言われた」「朝の血圧が気になる」——そんな声をよく耳にします。
しかし、「血圧」とはそもそも何を意味しているのでしょうか。
■ 血圧とは?
血圧とは、血液が血管の内側を流れるときにかかる圧力のことです。
心臓が収縮して血液を送り出すときの圧力を「収縮期血圧(上の血圧)」、
心臓が拡張して血液が戻るときの圧力を「拡張期血圧(下の血圧)」といいます。
健康な成人では、一般的に「上が120mmHg未満・下が80mmHg未満」が理想的とされています(日本高血圧学会2023年版ガイドラインより)。
■ 血圧が高いと何がいけないの?
高血圧は「サイレントキラー(静かな殺し屋)」とも呼ばれるほど、自覚症状がほとんどありません。
しかし長期間放置すると、血管に強い圧力がかかり続け、次のような病気のリスクが高まります。
- 脳出血・脳梗塞
- 心筋梗塞・狭心症
- 腎臓の機能低下
つまり、高血圧は「血管の老化を進める病気」なのです。
■ 血圧を上げる生活習慣・下げる生活習慣
意外なことに、血圧は日々の生活の積み重ねで変化します。
次のポイントを意識してみましょう。
血圧を上げやすい習慣
- 塩分の多い食事(ラーメン、漬物、加工食品など)
- 運動不足
- 飲酒・喫煙
- 睡眠不足やストレス
血圧を下げやすい習慣
- 野菜や魚を中心に、1日6g未満の減塩を意識
- 有酸素運動(ウォーキングやサイクリング)を週3回以上
- 十分な睡眠とリラックスタイムを確保
- 急激な温度差を避け、冬場は特に入浴時に注意
■ 家庭での血圧測定がカギ
最近では、家庭用血圧計の精度も高くなっています。
医療機関では「家庭血圧」の記録が診断や治療方針の参考になります。
📋 家庭測定のポイント
- 朝(起床1時間以内・朝食前・排尿後)と夜(就寝前)に測定
- 座って1~2分安静にしてから測る
- 1回でなく、数日間の平均値を見る
血圧は“1回の数字”ではなく、“習慣としての傾向”を見ることが大切です。
🩺 医師コメント
内科医長 山本 達也 医師
血圧は「年齢とともに上がるもの」と思われがちですが、生活習慣を整えることで十分コントロールできます。
食事・運動・睡眠の「3つの柱」を見直すだけでも、数字は安定していきます。
もし、家庭で測った血圧が135/85mmHgを超える状態が続く場合は、医療機関でのご相談をおすすめします。
✅ 血圧セルフチェックリスト
次の項目に3つ以上当てはまる方は、生活習慣の見直しが必要かもしれません。
- 濃い味の食べ物が好き
- 外食やコンビニ食が多い
- 運動する習慣がない
- お酒を毎日飲む
- ストレスを感じることが多い
- 家族に高血圧の人がいる
- 最近、朝起きたときに頭が重い
→ 当てはまる数が多いほど、血圧管理のサイン。
今日からできる「ちょっと減塩」「少し歩く」から始めてみましょう。
■ まとめ
血圧は“体のバロメーター”。
毎日の小さな習慣が、将来の血管と心臓を守ります。
無理をせず、少しずつ生活を整えることが、最良の“お薬”です。
訪問整体RIN 櫻岡


